当教室のピアノにはペダルが3本ついています。
・・というか今販売されているほとんどのピアノには3本のペダルがついています(笑)
一番右のペダルは いちばんよく使用するダンパーペダル 。
音を響かせるために踏みます。
ただし踏みっぱなしだと音が濁って汚い響きになってしまうので、
踏み替えながら上手に音を紡いでいく必要があります。
左のペダルは 弱音ペダル。
このペダルを踏むと、少しだけ鍵盤がずれて 普段よりも少し小さい音になります。
そして真ん中はというと・・・
アップライトとグランドピアノでは機能が違うんです!ご存知でしたか?
アップライトピアノは 練習用弱音ペダル
グランドピアノは ソステヌートペダル といいます。
アップライトピアノはご家庭での練習用に使用される場合が圧倒的に多いので、
住宅事情もあり、音が近所に響かないための配慮として、
この弱音ペダルがついています。
こちらはペダルを踏みっぱなしでひっかけられるように工夫されているので
練習中は踏む必要がありません。
続いてグランドピアノのほうはというと
鍵盤を押してペダルを踏むと、右のペダル同様音が響きます。
でも響くのは最初の1音だけ!
後に弾いた音はペダルを踏んでいても通常通りの響きなので、
ペダルを踏んでいても、曲中のアーティキレーション(スラーやスタッカートなど)を
表現できるのが特徴です。
ピアノを長く習っていても、なかなかその機能を使う機会が多くないので
このペダルの使用方法を知らない方、結構多いんです。
私もこれまで実践で使ったのは2度ほどしかありません!
合唱曲の伴奏や、オーケストラ用の曲をピアノにアレンジしたものだったかな。
低音の長い響きが必要な時に踏む というイメージでしょうか。
活躍の機会の少ない真ん中ペダルですが、
使い方次第では大活躍します。
ぜひ教室のピアノで、皆さんも試してみてくださいね!!