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ピアノの蓋

ご存じのようにピアノには蓋がついていて、

弾くときには開けて弾くことが理想的です。

ピアノ全開

ですが蓋を開けると音量がかなり上がるため、

普段の練習では開けないことが多いのですが。。

このピアノの蓋、開き方を調整できるのをご存じですか??

上の写真はフルMAXに蓋を開けた状態。いわゆる 「全開(ぜんかい)」というものです。

蓋を支える棒をよく観てみるとこんな風になっています。

棒UP

一番大きな棒のなかにもう2本小さい棒が組み込まれているの、わかりますか?

見やすいように横から見るとこんなかんじ。

棒横から見た図

全開のときは一番長い棒を立て、

全開ほど音を出したくないときは真ん中の棒、

蓋を閉めたくないけど、すこし響かせたいときは、一番小さな棒を立てます。

演奏会などではピアノソロの場合は 「全開」があたりまえですが、

アンサンブル(ヴァイオリンやフルートなど)や合唱の場合は

ホールの響きなどによってこの棒を使い分けたりします。

ちなみに、真ん中の棒を立てるときは 「半開(はんかい)」

一番小さな棒を立てるときは 「半々開(はんはんかい)」 と言います。

楽器の音量はその楽器の特性によって変わってくるので、

ピアニストが音量を調整する必要があるのです。

ただ一緒に弾いてるだけじゃないんですよ~

ピアノの響きが全て生きてくるのが「全開」なので

アンサンブルもすべて全開で弾くのが理想ですが、

フルートなど音量の小さな楽器の場合は音量バランスをそろえるのが難しいため

半開 と 半半開 を使い分けたりします。

ホールの響きを聴きながら当日のリハーサルで決めることがほとんど。

アンサンブルは耳をとても使うので本当に勉強になります。

楽器とのアンサンブルだけではなく、ピアノ連弾も同様に!

一人よりも二人で弾く楽しみはまた格別ですので。

生徒さんたちにもできるだけたくさん

アンサンブルに触れる機会を作っていきたいと思っています。

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